4月15日(金)
【Discussion Theater】
9:00-10:00石灰化病変を克服する
日常のPCIにおいて冠動脈石灰化病変に遭遇する頻度は増加しており、atherectomy device (Rotablator, Diamondback)を用いた適切な治療戦略が望まれる。施設基準の緩和によりatherectomy deviceの使用可能施設が増加しており, より安全かつ至適な使用が求められている。一方で、若手オペレーターにも使用する機会が増えてくることが期待されるため、 atherectomy device使用における正しい理論の共有が重要となる。本セッションでは若手とエキスパートによる討論型で行い、atherectomy deviceの使い方について学ぶことが可能です!
座長 | 片岡 亨 | ベルランド総合病院 | |
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水谷一輝 | 近畿大学病院 | ||
ディスカッサー | 木下順久 | 豊橋ハートセンター | |
樋上裕起 | 大津赤十字病院 | ||
福原 怜 | 兵庫県立尼崎総合医療センター | ||
演者 | 山口智大 | 大阪市立大学病院 | 「俺のAtherectomy 理論 (deviceの使い分けと安全かつ至適実施のための考え方)」 |
江守裕紀 | 和歌山県立医科大学病院 | 「俺のAtherectomy 理論 (deviceの使い分けと安全かつ至適実施のための考え方)」 | |
鹿島由史 | 医療法人 札幌ハートセンター 札幌心臓血管クリニック | Rotablatorの理論/屈曲病変の克服方法 | |
小林智子 | 京都桂病院 | OASの理論/安全な使い方・こんな使い方は合併症が起こる |
10:30-11:30 Imaging guided PCI
低い合併症発生率で経験の浅い術者であっても一人で治療を完結できる完成された成熟したPCIの時代において、残された課題の一つに石灰化病変があります。これらの病変に対しては、合併症を避け、満足な治療結果を得るために冠動脈imagingによる病変評価が必須です。本セッションではOCT, IVUS, 心臓CTの立場から、エキスパートの先生方がimagingモダリティの活用方法を紹介し、実臨床でこれらの活用方法をどのように活かしていくかについてディスカッサー、及び参加されている先生方と一緒に情報を共有し議論できればと考えています。
座長 | 新家俊郎 | 昭和大学 | |
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山本克浩 | 関西医科大学総合医療センター | ||
ディスカッサー | 小出正洋 | 京都岡本記念病院 | |
鳥羽敬義 | 神戸大学 | ||
演者 | 長谷川勝之 | 東宝塚さとう病院 | CT所見を石灰化治療戦略に活かす |
藤井健一 | 関西医科大学 | IVUS所見を石灰化治療戦略に活かす | |
大竹寛雅 | 神戸大学医学部附属病院 | OFDI/OCT所見を石灰化治療戦略に活かす | |
総合討論 |
12:00-13:00 PAD CTOへのEVT「達人の流儀」
PADへのEVTはデバイスやテクニックの進歩によりTASC II C,D病変でも成功率が著しく上昇し、1st lineの治療法になったといっても過言ではない。これからはただ成功させるのではなく、より早く、より洗練されたEVTが求められるようになる。本セッションでは3領域のCTOに対してエキスパートをお招きして成功へのコツなどを話していただこうと思います。
座長 | 河原田修身 | 阪和記念病院 | |
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滝内 伸 | 東宝塚さとう病院 | ||
ディスカッサー | 加藤 拓 | 洛和会音羽病院 | |
田崎淳一 | 日本赤十字社和歌山医療センター | ||
松岡俊三 | 宇治徳洲会病院 | ||
演者 | 丹 通直 | 時計台記念病院 | AI領域 |
滝村英幸 | 総合東京病院 | FP領域 | |
椿本恵則 | 京都第二赤十字病院 | BK領域 |
14:15-15:45 SHDセッション 低侵襲治療時代のTAVRとSAVRの選択を考える
SHDにおける経カテーテル治療の進歩には目を見張るものがあります。一方で外科的治療の低侵襲化も急速に進歩しています。このため、各々の患者における治療方針の選択はますます難しくなってきており、ハートチームによるdiscussionがより重要になってきています。このセッションの前半では大動脈弁狭窄症(AS)に対する治療選択に関して論議します。まず、ASに対する外科的低侵襲手術の現状についてご講演いただいたのち、ハートチームでTAVIかSAVRか議論になった症例についてdiscussionします。後半は僧帽弁閉鎖不全症に対するMitraclipを用いた治療のビデオライブとdiscussionを行います。
座長 | 新家俊郎 | 昭和大学 | |
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全 完 | 京都府立医科大学附属病院 | ||
コメンテーター | 澤田隆弘 | 加古川中央市民病院 | |
当麻正直 | 兵庫県立尼崎総合医療センター | ||
中澤 学 | 近畿大学医学部 | ||
山田愼一郎 | 北播磨総合医療センター | ||
山本真功 | 豊橋ハートセンター | ||
Keynote Lecture | 伊藤敏明 | 日本赤十字愛知医療センター名古屋第一病院 | MICS AVR最新の話題 |
症例提示1 | (公募) | Heart Team discussion後 TAVIとなった症例 | |
症例提示2 | (公募) | Heart Team discussion後 SAVRとなった症例 | |
ビデオライブ | 高橋伸幸 | 兵庫県立姫路循環器病センター | Mitraclip |
4月16日(土)
【Discussion Theater】
9:00-10:00 分岐部病変を斬る〜目指せ、知識と技術の二刀流〜
冠動脈分岐部病変に対するPCIは、病変部の拡張の仕方からステント留置法、さらにはイメージング活用法など、種々の知識と技量を必要とする。中でも、左冠動脈主幹部病変は、治療が最も難しく、また治療の成否が生命に直結する可能性の高い分岐部であり、知識と技量を総動員して治療することが求められる病変部位である。昨今、ステント性能の発展から、左冠動脈主幹部に対してPCIを施行する機会が多くなり、またEBC MAINなど同部位の治療に関しての新たな知見も報告されている。本セッションでは、その治療の中心となるステント留置に関する知見、そのテクニック、イメージングの活用ポイント、さらには、昨今多くなってきたStent-less strategyを左冠動脈主幹部分岐部病変に遂行するために必要なDCAのTips & Tricksをレクチャー頂き、それぞれのテクニックのポイントをDiscussionしながら、参加者の皆様が学んでいけるセッションを目指します。
座長 | 村里嘉信 | 九州医療センター | |
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矢坂義則 | 香芝旭ヶ丘病院 | ||
ディスカッサー | 岩崎正道 | 兵庫県立淡路医療センター | |
中村大輔 | 大阪大学大学院医学系研究科 | ||
宮井伸幸 | 康生会武田病院 | ||
演者 | 山田愼一郎 | 北播磨総合医療センター | LM分岐部のstenting strategy~Provisional v.s. 2-stent?~ |
高木健督 | 国立循環器病研究センター | Imagingを活用したLM分岐部治療 | |
澤田隆弘 | 加古川中央市民病院 | LM分岐部におけるDCA活用のポイント |
10:30-11:30 ACS Theater
2020年初頭より世界的に COVID-19 パンデミック状態となり、我々の心血管インターベンション治療の診療体制も大きく変わり、今後もその状態がしばらく続くと考えられます。本セッションでは、各病院での COVID-19 時代のACS治療の実態をビデオライブを元にディスカッションできればと考えています。 後半は、ACS 治療の永遠の課題と思われる slow flow 予防にどのように立ち向かうのかに関しての講演と、Impella が日常臨床での使用が増加している現在でもなお混沌としている ACS 治療時の Impella 導入の至適基準についての講演を行い、知識の共有をしたいと思います。
座長 | 澤田隆弘 | 加古川中央市民病院 | |
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山本 孝 | 公立甲賀病院 | ||
コメンテーター | 浅田紘平 | 滋賀医科大学 | |
猪野 靖 | 新宮市立医療センター | ||
木下 愼 | 神戸市立医療センター中央市民病院 | ||
小出正洋 | 京都岡本記念病院 | ||
演者 | 松濱考志 | 加古川中央市民病院 | ビデオライブ:COVID-19時代のSTEMI治療 |
岩崎正道 | 兵庫県立淡路医療センター | 症例提示:Slow flow予防を考慮したAMI治療(perfusion balloonの有用性) | |
久保俊介 | 倉敷中央病院 | ACS治療におけるImpella導入基準 |
12:00-13:00 症例から学ぶ Physiology guided PCI
現在、冠動脈疾患患者に対する冠動脈生理学的評価が様々な形で日常的に行われている。特に近年、FFR, resting idexのみならずFFRCTやAngio basedのFFRなど様々な選択肢が虚血診断において広がっている。単純病変の評価に対しては、それぞれのcutoff値でPCIの適応が決められているが、実際の日常診療では、治療適応の有無や治療方法の決定に難渋することも多くある。本セッションでは、日常臨床で各モダリティの実際の使用の仕方、興味深い症例や解釈に難渋するような教育的な症例を提示して頂き、初学者から熟練者まで虚血評価に対する理解を深める場にしていただきたい。
座長 | 木下法之 | 康生会武田病院 | |
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松尾仁司 | 岐阜ハートセンター | ||
ディスカッサー | 塩野泰紹 | 和歌山県立医科大学 | |
外海洋平 | 大阪大学大学院医学系研究科 | ||
藤田 博 | 京都府立医科大学附属北部医療センター | ||
演者 | 田中信大 | 東京医科大学八王子医療センター | FFR |
菊田雄悦 | 福山循環器病院 | Resting index | |
川瀬世史明 | 岐阜ハートセンター | FFRCT/Angio-based FFR |
14:15-15:45CTO PCI 感覚から理論への脱却
CTO PCIを基礎から学べるコースです。CTO病変の術前評価からPCI手技まで複雑な過程を整理し, 基本的知識を得ながら, さまざまな術者が安全にCTO PCIを成功に導いていくため, 第一線で活躍する先生方に理論的に解説いただきます。これからCTO PCIを始める若手の先生から, ご自身の知識や経験を再確認したい先生まで, 多くの皆様にご参加いただきますようお願い申し上げます。
座長 | 石原昭三 | 耳原総合病院 | |
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岡村篤徳 | 桜橋渡辺病院 | ||
演者 | 上田 博 | 高清会 高井病院 | CTO病変を有する患者の術前評価・血管造影・PCIの目的 |
長谷川勝之 | 東宝塚さとう病院 | CTO PCIにおける心臓CTの活用 | |
松尾浩志 | 八尾徳洲会総合病院 | 順行性アプローチ: 基本手技 | |
永井宏幸 | 桜橋渡辺病院 | CTO病変におけるIVUSの応用 | |
田辺正喜 | 野崎徳洲会病院 | 逆行性アプローチ: 基本手技 | |
永松 航 | 北摂総合病院 | CTO PCIの安全性: 合併症を起こさないためのPCI手技 |